群馬大学神経科学グループ 脳研究統合フォーラム
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林(高木)朗子先生のセミナーについて(追加情報)

シナプスパソロジーに着目した新規精神疾患創薬標的の探索

群馬大学・生体調節研究所・脳病態制御分野・教授

林(高木)朗子

 

 1999年に精神科研究医として三國・福田両先生のもとで臨床研修を開始したのち、精神疾患の病態生理の多くが不明であることに衝撃を受けた。分子レベルの理解をする精神科医が居ても良いだろうという漠然と考え、分子生物学に軸足を置いた疾患研究をはじめた。そのなかでも統合失調症とグルタミン酸作動性シナプスの関連について興味を持ち、シナプスが有力な創薬候補であることを報告した(Hayashi-Takagi A et al, 2010, Nat Neurosci, Hayashi-Takagi A et al, 2014, PNAS)。当日は、シナプスと精神疾患病態との関連についての我々の研究や、シナプス機能解明に挑戦するための最先端技術(Hayashi-Takagi A et al, Nature, 2015)などをご紹介する。

掲載:2016/06/03

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